☆EPコンセプトがまったく無振動で飛行するのは良い気分ですね。でも、そう簡単には
 いかないようです・・・・・・。

 
 EPコンセプトの振動源は沢山あります。昔は、無振動の機体と言うのは偶然出来る物でした。
 勿論、基本的なバランスはマトモニとっています。しかし、何らかの理由で振動が出ると
 もう分かりません。お手上げです。出来る事は部品を一つ一つ取り替えて、原因を探ると言う
 ことだけ、それでも分からないことがありました。でも、今は違います。確実に無振動の機体を
 作れます。ジャンク品で買った機体でも、一発で無振動機体を作れます。多くの経験を積みま
 した。 ☆写真のヘッドは旧型ですが、今でも使っている方はいると思います。このヘッドに
 関しては、EPコンセプト2号機のメニューに有りますから。参考にしてください。
 
 ☆フラップヘッドの簡単なチェックポイントが有ります。EH−5ヒラコントロールレバー部分です。
 (真ん中のアルミ製部品)スタビバーを止める、イモネジが有りますね。其れが回転中にブレ
 ないで見えるのが正しいのです。私の2号機はまったくぶれずにネジの中心が見れます。

 
 ほとんどの方は、イモネジがブレて見えると思います。マストが曲がっていなくてもブレます。
 これは、EH−1ローターヘッド部品の下側が、歪んでいる為です。修正するには、お湯などで
 部品を暖めて、ブレと逆の方向に修正すれば直ります。ただし、この修正はスタントをされる
 方で、ローターを1800回転以上で回す方にはお勧めの改良法です。高回転にする程、振動
 がでます。この部分はバッテリーが元気で、ローターが回っている時に出る振動です。
 ローターの回転が低くなると、気にならなくなります。(そんな経験有ると思います・・・。)

 EPコンセプト独特の、メインマストにも振動原因が隠されています。このマストには、ピッチレバ
 ーを動かす為に、ピッチロッドが入る溝が掘ってありますが、ヘッドを取り付ける穴部分にも
 この溝が来ます。溝があることから、このマストは、真円では有りません。この隙間部分が
 いけません。強い力が掛かると、ヘッド取り付けビスを支点にシーソー運動をします。

 
 しかも悪いことに、溝があるほうに多く動きます。つまり左右同じシーソー運動ではないのです。
 更に、ヘッド取り付けビスを強く締めますから、ヘッドの樹脂が変形して長穴になり余計に
  シーソー運動します。そして、ビスは強く締めていますから、飛行中強い力が掛かった場合
  どちらかにシーソー運動したまま、戻らなくなり、凄まじい振動が出ます。
 ホバリングは何でもなかったのに、上空飛行から戻ってきたら、大振動と言うことが有ります。
 
 この対処法も、EPコンセプト1号・2号のメニューに有ります。
 
 上空飛行をしないのであれば、ヘッド取り付けビスを余り締めないようにします。外れてしまうと
 人身事故になりますから、必ず、ネジロックをしてください。毎回飛行前に点検してください。

 
 新しいシーソーヘッドでも同じです。ご覧の写真は新品のヘッドですが、ネジを支点にシーソー
 運動します。ここもホバリング程度の飛行でしたら。ネジを強く締めないで、組み立てれば
 良いと思います。ただし、必ずネジロックをしてください。毎回飛行前に点検してください
 
 理由は、ネジを強く締めないで。ここを第二のシーソーとすれば良いと思います。ネジを硬く
 締めると、その運動を阻害して、強い力が掛かった時に、自然にもとのニュートラルへ戻る
 力を邪魔します。そうするとバランスが崩れて振動になるのです。

 しかし、根本的な改善ではありません。墜落をしないのであれば、エポキシ接着剤で
 固定してしまうのも良いと思います。(私もやってました。)

 
 メインローターの取り付けも、注意が必要です。簡単に言えば、ローター取り付けビスは
 硬く締めてはいけません。EPコンセプトのローターは先端ウエイトが有りません。
 重さは約25gで、軽いのです。ローターは遠心力で、自然に真っ直ぐに伸びます。しかし、
 取り付けビスを強く締めると自分の遠心力では伸びません。更にローターは回転中に
 ローター取り付けボルトを支点にして、前後に移動しながら、回っています。(ドラッギング)
 移動は僅かですが、機体コントロールには必要です。
 
 ☆昔実験で、同機のローターを硬く取り付けた時に、経験した事ですが、数秒のホバリング
 までは異常なし、しかし、舵を打った瞬間にコントロール不能になりました。(~_~;)
 これ以来、ローターは、取り付け後に、機体を横にして、自重で垂れ下がる様に取り付けて
 います。(今度、3号機で、また実験してみます。)

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