機体

EPコンセプトSR  2号機  

 改良内容

 ミキシングベースの首振り止め  ☆EH-10Aミキシングレバー使用機体

 効果

 舵の正確性。 (正、背面ホバーリング・スタント時) 
 トラッキングの安定

 改造に伴うリスク

 場合によってはノイズが出るかも・・。(金属同士が擦れあって)
 場合によっては必要の無い加工かも・・・。(ガタが少ない場合) 


☆EH-10Aミキシングレバー部、首振りガタの改良です。私の機体、EPコンセプト2号機はノーマルのミキシングレバーを使っています。
EPコンセプト1号機は、昔販売されていた、コンセプト10の強化型ミキシングレバーを使っています。本来なら、2号機も強化型を使い
たいのですが、現在は生産していませんので入手できません・・・。(再販希望)

ネットでこのEH-10Aミキシングレバーを使用して、スタントをされている方は、あまり見かけません・・。ハッキリいいまして、剛性不足です。
特に夏場は怖いです。(素材が柔らかいので・・・)

ほとんどの方が、他の機体の物を改造して使ったり、金属で自作しています。しかし、いずれも加工は簡単ではないようです。

一番大事なのは、手に入らないものを紹介しても、それを見た瞬間に気持が冷めてしまう事です。ですから、私はノーマルを何とか
使いこなそうと思っています。これは第一歩です。(>_<)




☆この加工は、ミキシングベースにピンを挿し、メインマストの溝部分に噛ませ、ミキシングベースの回り止めをする加工です。
ここで問題は、金属同士が擦れ合うと、ラジコンに大敵のノイズが出るかもしれないと言うことです。
私は、田宮模型のキットに入っていた、真鍮製のネジを(2mm.)を使いました。金属によってはラジコンに有害はノイズが出るかも知れません。




☆ネジを電気ドリルなどの回転工具に取り付け、ヤスリを使いネジの先端を、マストの溝サイズまで削ります。

※加工時は目を保護する安全眼鏡、などを使用して、怪我の無いようにご注意ください。あくまでも自己責任でお願いいたします。




☆ミキシングベースに1.5φ位の穴を開け、他のビスを使い、セルフでねじ山を切ります。そして、削ったビスをねじ込みます。
マストの溝にちょうど良く動きもスムーズな状態を目指します。

動きが、問題ないようなら、ネジを切断して、余った部分を、ヤスリ又はルーターなどで削ります。




☆ピッチロッドを取り付け、動きを確認して、完成です。


※旧フラッピングヘッド使用時です。

当初、この加工なしでEPコンセプト2号機を飛行していました。しかし、宙返りなど、高負荷を掛けた時に、操作した舵が利かない事が有り
慌てて大きく右に当て舵を打ちました。そして、ある瞬間にそのあて舵方向におもいっきり回る、とても変な挙動になり、あれよあれよと言う間に
背面状態になってしまいました。この時、完全にリンケージが壊れたと思い、とにかく最小限の破損で済ませようと考えましたが、次の瞬間
舵が正常に利く事に気がつき、背面で上昇して、安全高度でフリップして緊急着陸しました。機体は無事で、すぐに原因を追究しましたが、
リンケージは飛行前のままでした。

ヘッドのグリップを前引きにすると、機体が高速になった時や向かい風の時に、左に傾く現象がありましたが、3Dが十分出来る舵の効きですから
まさか舵が利かなくなるとは思いませんでした(>_<)。(EH-94メインローターグリップ(SR)を旧フラッピングヘッドに使用した時)

飛行はノーマル発泡ローターで、EH-94メインローターグリップ(SR)それと、ミキシングレバーのガタで、何かが起きたみたいです。(>_<)
(SRの新型ローターグリップの場合、アームの長さが旧型に比べると1mm以上短いため、それも関係しているのか・・謎です。写真はここ

帰宅後、卓上でサーボを動かしチェックしましたが、何と!、舵を打ってもミキシングベースが回って逃げてしまい、ほとんどベル・コントロールが
出来ないことがわかりました。(舵を入れてもピッチ変化が少ない)と言う事は、ミキシングベースが逃げている時はヒラ・コントロールだけとなり、
しかも、位相も狂い、デルタスリー効果も混じって、とんでもない事になったのだと思います。(>_<)v・・・。

☆話が長くなりましたが、この改良で、上記のような現象は全く出なくなりました。この改造で安心して高速飛行及びスタントが出来ます。
機体が高速時(向かい風)に左に傾く現状は多少あります。これは、旧フラッピングヘッド・RS用グリップ・前引き、の組み合わせで
起きるみたいです。多分ローターグリップ・アームの長さを変更するだけで直ると思います。(EPコンセプト3号機でも、この傾向あり・・。)




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