機体 |
EPコンセプトSR 1・2号機 | |
改造内容 |
スワッシュプレートの左右遊び止め。 | |
効果 |
舵の正確性。(正、背面ホバリング時) | |
改造に伴うリスク |
特に無し |
☆この機体は、普通に組み立てると、スワッシュプレート下部分に左右位相方向の遊びが出ます。組み立てる時にEH-22エレベーターレバー
をひと工夫すれば、左右のガタは少なくなるかもしれませんが、この機体のキットを購入するとフレームは完成状態だと思いますので
フレームを分解しないで、ガタを減らす工夫を紹介します。
☆写真はフレームの穴からEH-96エレベーターリンクを見たものです。私の所有する2機のSRはご覧のようにエレベーターアップ
した状態で、EH-22エレベーターレバーとEH-96エレベーターリンクが右に寄った状態になります。(フレーム後ろから見た右フレーム)
この状態では、サーボを固定するネジが入るネジシロ部分がありますが、写真@部分にエレベーターレバーが入り込み、首振りを
抑制します。(Aの部分は隙間が出来る) と言う事は、@の下部分にネジシロと同じ高さの壁を作れば、全ての角度でガタが抑制
出来そうです。(@部分から外れると、(下にさげると)左右のガタがでる。)
説明が難しいのですが、下記を見ると段々分かると思います。
☆1.5mm位のFRPを写真のように切り抜き、瞬間接着剤でフレームに接着しますが、2番目の写真のように@の部分と同じ高さに
Aを削らないとなりません。平らな板、(ガラス)などに紙やすりをおいて、同じ厚さにFRPを削ります。
☆ご覧のように平らにします。こうしないと、EH-96エレベーターリンクが引っかかります。(厚さ1.4ミリ程度)
部品合わせは予備のフレームで行いましたが、EPコンセプト1号機・2号機ともフレームを分解しないで、この部品を接着することが
出来ました。後は、エレベーターリンクがスムーズに動くかどうか、全てのリンケージを取り付けて抵抗が無く作動するか確かめ完成です。
この加工の効果はとても大きいです。軽い発泡ローター使用時には余り感じませんでしたが、重いローター(38g前後)を使用した時に
宙返りで、どうしてもヨレがありましたが、この加工で綺麗に上昇して、うまく回ってくれます。ホバリングも今までエルロンとエレベーター
舵の僅かな混じりがあり、それを慣れで飛ばしていました。しかし、加工後は正面、背面ホバリング時に修正舵が減りました。