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京商EH-15メインローター(発泡ローター)の活用法です。 現在400mmクラスのローターを使うヘリが世の中に出始めていますが、(EP-8とか) それらのメインローターをEPコンセプトに使うとトラッキングが合わない現象が有りました。 EPコンセプトはヘッド周りの剛性が弱い為、ローターの前縁から後縁までの重心に敏感 なようです。現在ノーマルのEPコンセプト(オプションが欲しくても無いですが・・・)でローター のトラッキングが合う物は、私の知るかぎりこのEH-15とオークションでたまに出品される 木製ローターです。 ※私の買ったEP8用の木製ローターがハズレだったのかもしれません。 ※EP8のローターを取り付ける場合はグリップ部分のルートエンドを薄く削る必要が有ります |
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そこで、このEH-15を上手く活用する方法を少し書きます。このローターは安全性や安定性 は申し分なく、価格も安いので私としては好きなローターです。 製品的には矢印のようなバリが全体に有ります。場合によっては上の面と下の面がズレてる 物も有ります。購入時によく見て購入したほうがいいでしょう。 このまま使ってもホバリングや簡単な上空飛行などは問題なく出来ます。しかしこのバリを バルサカンナやカッター、紙ヤスリなどで綺麗に成型すると、効率が良くなるばかりか、2枚の 重量バランス(ダイナミック・スタティックバランス)がよく合います。 バランス用のテープも少しでOKな場合があります。 |
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左の写真はバリ取りをしたものです。とても綺麗に仕上がります。慣れればそんなに時間も かかりません。削りすぎて発泡スチロールの地肌が出た場合は、エポキシ接着剤を塗り込んで 余計なエポキシをティッシュで拭き取ります。(重くなるので)私は木工用ボンドを塗ってます。 (簡単なので) ※最近の改良型ローターは、金属芯の接着がされていませんので、ローターのバリ部分が 糊代の役目をしていて、その部分で強度を出している可能性もありますので、安易にバリを 取らない方が、ローターの強度確保になるかもしれません。現在対策を考え中です。07.12.23 |
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このローターでスタントをする場合、かなりローターの回転を上げます。ただし、2000回転を 超えると危ないかもしれません。これはジレンマです。ローターの回転を上げないとローター がしなってテールパイプを叩く場合があり、高速水平飛行でピッチングが起きます。 ある程度回さないと、3Dを安心して出来ません。しかし回転を上げるとローターがグリップ付近 から抜ける場合があります。最近のローターは対策がしてあるのかもしれませんが (ローターグリップ部分の透けてる所が今までと違うみたい?) 対策をしていた方が安心すると思います。そこで私は写真の様にグラステープを上面から下面 まで一枚で巻くように貼っています。 |
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EPコンセプト1号機がスタントをしない上空飛行で、ローターが抜け大破した経験から現在 全てのローターに、この対策をしています。 研究室でどれ位の強度アップか調べた分けではないのですが、グリップ部分に何かが起きても 着陸までグラステープが持ち応えてくれれば、機体は助かります。 飛行中に大きな振動がでたら、すぐに着陸してください。1号機が最後に残したアナウンスです。 現在この強化でかなりの飛行をしていますが、安心感は絶大です。加工も簡単ですからやって みてください。 ※これを貼って振動がでましたら、重いか貼りすぎです。長さを短くしてみてください。 |
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07/08/28 更新です。 ブログをご覧になってる方は、ご承知と思いますが、ローターの何らかのトラブルで、2号機が テールを叩き、空中分解しました。その時の、発泡ローターの構造を見ると、3Dをやるには 強度が不足しているように思えました。特に最近の新しい、改良型ローターは、コストダウン の影響か、ローター内の、金属芯を発泡部分に接着していないので、何か有ると、靴下を 脱ぐように、ローターがグリップと金属芯を残したまま、抜けてしまう可能性も有ります。 現在、ローターグリップから、ローターの先端まで、グラステープを巻いて、簡単に、ローターの 破壊が起きないようにしていますが、今のままでは、3Dをやるのは危険と思います。 という事で、簡単なスタント以外は、やらないほうがいいです。私は人柱になりますが・・・。 |
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08/11/22 更新です。 少し遅いですが、今年の初め頃にEPコンセプト2号機を無理な飛行で墜落させた時に、新しく 購入した最新ロットの発泡ローターを破損したのですが、そのローターは内部の金属芯が 発泡部分に接着されていました。結構早く改善してくれましたね。折る前のフライト時から、別 物の様なフィーリングで、このローターは何か違うと思っていましたが、改善されてました。 何が違うかというと、ピッチ方向のレスポンスが全然違います! ピッチカーブの上下を減らした 位です。今まで剛性不足で逃げていたピッチ角が逃げずに入る感じでした。 ※ 写真の金属芯に発泡素材が付着している方は、かなり前の物です。芯が綺麗なのは、改善前の物です。 現在は、グリップ部分の素材が、上のタイプで、尚且つ、下のように接着されてます。写真は使いまわしです・・。 |