機体 |
EPコンセプト |
改造内容 |
メインローターの擬似対称翼加工(完全な対称にはなりません) |
効果 |
背面飛行時のローター浮力、効率のアップ |
改造に伴うリスク |
加工に失敗すると、ローターのトラッキングが合わない。
あくまで自己責任で加工してください。
加工に自信のない方は、参考までにしておいて下さい。
ローターが使えなくなっても、当方は責任を取れません。
07/08/28 緊急更新!新しい改良型の発泡ローターは、
過激な3Dには向いていません。おとなしい、背面ホバリング
程度の飛行に、この加工ローターをご使用ください。
それ以上の飛行は、自己責任でお願いします。
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EPコンセプトの標準ローターである、EH-15発泡ローターを対称翼風に改造する方法を紹介します。この改造は今から4年位前にチョットした
イタズラ心で使い古した発泡ローターを改造してみた物です。実際に使ってみたら、かなり使えることが分かり、現在も使用しています。
当サイトで紹介しているEPコンセプト1号機のビデオ(ビデオページの上の段に有るもの)はこのローターを使用して3Dをしています。
中古の(使い古し)のローターで試すことをお勧めします。
写真の道具は・5ミリ位の細い板。(何でもOK)・バルサカンナ(写真はテトラのハイカンナ)カミヤスリでもOK・金属棒(写真はシャトルのマスト)
尚、この改造は、EH-15メインローターを加工しないで、機体に取り付け飛行しトラッキングが安定して合う事を確認してから加工に入って
ください。EH-15はローターのトラッキングが合わないセットも有りますので注意してください。(加工してからではメーカーに返品できないので)
※下手に加工しますと、トラッキングが合いません。自信の有る方だけ、自己責任で加工してみてください。

写真のローターは5セットまとめ買いした中でもバリが少ない方です。加工前に、このバリを取り除く方が良い性能になります。ただしこのバリ取り
加工したあとに、飛行してトラッキングが合わない場合、メーカーでローターを交換してもらえない可能性があります。加工前にバランスを取って
実際に使い、トラッキングの合い方を見たほうがいいかも知れません。問題が有ればメーカーに着払いで送れば、交換してもらえると思います。
※ローターのバリが、ローター前縁部分の強度を上げている可能性もありますので、新しい改良型発泡ローターは、この部分をとらな
いほうが良いと思います。私は、バリを取り、前縁部分全体に、グラステープを貼る実験を現在しています。
袋から出して、バランスを取り、飛行して問題なかったら、加工に入ります。私はこのバリを取るのに「テトラ・ハイカンナ」を使って、バリを薄く削り
除去してます。ただこのカンナにも使い方にコツがいります。(削りすぎたり、ギザギザになったり)そこで、木の板に貼ったカミヤスリを使っても
いいと思います。その時は削り粉が出ますので、外でやる方がいいでしょう。
バリを綺麗に取ったら、その状態でバランスを取り、機体で飛行してみてください。上手く加工できれば、この時点でローターの性能に満足いくと
思います。※以後の加工に自信がない方は、この状態で飛行を楽しみましょう。

EH-15発泡ローターには、前縁部分に金属の芯が入っています。ローターの翼形は、一般的に見る翼形とは違い、一見これで飛ぶのか?と言う
感じです。(でもよく飛びますからね・・・・)
この金属芯が有るお陰で、以後の加工が安心して出来ます。話は変わりますが、昔販売していた、GP10のコンセプト10のローターはこれと同じ
構造ですが、翼形が一般的な準対称翼で、飛行性能も素晴らしい物です。そっちを販売してくれれば、このような加工は必要なくなるのに・・・。

今回の加工は、写真の様に金属棒で(私はシャトルのマスト)発泡ローター裏側の前縁部分を押し潰して、翼形を強制的に変えるというものです。
とても乱暴な加工ですが、素材が発泡スチロールなので、案外簡単に行きます。
コツとしては、ローターの鉄芯部分に、金属棒をあてがって、前縁部分の形を考えながら、根元から先端まで、棒をスライドさせます。
※この時、最初から深い角度でやると、トラッキングが合わない可能性があります。浅い角度で何度か癖を付けてください。
(深く押し潰すと、実際に飛行した時、もしトラッキングが合わない場合修正が難しくなります。)

上の動画の様に、少しずつマストをスライドさせ、押し潰してください。前縁部分の翼形に注意しながら、少しずつやるのがコツです。
※マストを置く角度に注意して、丁度良い角度になるように、ローターの下に適当な厚みの板を入れて、角度調節すると、上手く行きます。
右のCGを見ると分かると思いますが、鉄の芯が有るお陰で、それほど難しくなく、角度を決めれると思います。(芯を当て木変わりに使えるので)

写真の様に、アルミでゲージを作って、角度を確認しながら、加工してください。
(写真のゲージは参考品です。何時も使ってる物が見つからないので・・・)
右の写真は、加工後のものです。このローターは実際飛行して性能を確かめています。

更新07/08/28
ローターのグリップから、先端まで、グラステープを巻き込むように、貼る事をお勧めします。
これでも、心配ですから、過激なスタントはしない方がいいと思います。
私は、テストで、過激な飛行をしますが・・・・あくまで自己責任でお願いします。
実際に加工したローターを使ってみましよう。まずトラッキングです。上の写真の様にゲージを使い左右ローターの加工角度が一致していれば
トラッキングは問題なく合うと思います。しかし加工精度が悪いと、トラッキングが合いません。大きくトラッキングがズレル場合は、ロッドを調整
しても満足な飛行は出来ませんので、大きく狂った方にマジックでマーキングして、原因を探りましょう。私の場合、加工した3セットのローター
は問題なく使えてますので、合わない場合は、独自で原因を突き止めてください。┌|-.-|┐ペコッ
更新を参考に↓
飛行性能(管理人の感想)
ノーマルモードでは、通常の設定状態でこの加工ローターを使うと、浮力がすこし少なくなります。上空からの降下が楽になります。ラフにピッ
チコントロールをすると、有る位置からの降下が早くなるようです。
背面時の性能を見るには、ロールをすることをお勧めします。ロールをしてみて、背面時の浮力を体感します。大丈夫なら、ハーフロールから
背面に入れて、マイナスピッチを一杯に入れて、背面上昇力を試します。苦しい音やローター回転数落ちが少ない事を確認して、簡単な3Dを
試してください。
尚、ローターのグリップ部には、グラステープで補強する事をお勧めします。
更新06/12/20
今まで3号機に使っていたローターを2号機専用としたので、3号機用に新しい物を加工して使ってみたら、トラッキングが大きくズレました。
そこで、現場にて下になった方のローターをサインペンの軸を使い、翼形をその場で作り直しましたら、トラッキングがピッタリ合いました。
背面ホバリングでもトラッキングはズレませんでした。
もし同じような加工をしてトラッキングが合わなければ、下になった方のローターの翼形が適切ではない可能性があります。
更新07/08/28
ブログをご覧の方は、ご存知と思いますが。2号機が墜落しました。その際、現在発売されている、新しいロットの発泡ローターが、余りにも
脆い事が分かりました。私は、この新ロットのローターを壊したのは今回が初めてで、破損したローターを分解して、これは?チョット!と思
ったしだいです。正直言って、3Dをやるには、強度が足りません。以前のロットは、発泡部分に、金属芯を接着していたので、叩いたロータ
ーが抜けるような事はなかったのですが、現在の物は、よくありません。
3Dをこのローターで、楽しむ場合は、あくまでも自己責任でお願いします。メーカーに文句を言っても、「そのような飛ばし方を想定していない」
と言われると思います。あくまで、自己責任でお願いします。メーカーさんは、出来たら、改善してください。
08/11/22 更新です。
少し遅いですが、今年の初め頃にEPコンセプト2号機を無理な飛行で墜落させた時に、新しく購入した、最新ロットの発泡ローターを破損した
のですが、そのローターは内部の金属芯が発泡部分に接着されていました。結構早く改善してくれましたね。折る前のフライト時から、別物の
様なフィーリングで、このローターは何か違うと思っていましたが、改善されてました。
でも、無理な飛行は禁物ですが・・。
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