機体 

 ヒロボー・シャトルZXX

 エンジン

 OS32SX-H ABC 

 プロポ

 FF8super→FF9super

 受信機

 R-149DP

サーボ 

 S3001x3(A/E/T) S9001(P)

ジャイロ・サーボ

 futabaGY240/S3001

ローター

 ファンテック FT-550G-3D

その他

 ハットリ 40マフラー改


 この機体とは付合いが長いのですが、そろそろオークションにでも出そうかと?思いまして、手持ちのサーボやジャイロなどを組み込み
 ましたが、予定を変更して、少し実験とビデオ撮影をしようと思い、今でも手元にあります。

 シャトルは基本的にとてもいい機体ですが、3Dを(結構激しい演技)するとなると、少し工夫が必要な感じがします。まず、この機体で、一番
 の改善が必要なのはヘッド周りだと思います。特に3Dで複合舵を使った場合、リンケージが突っ張って、回転ロスを起こします。また、デジ
 タル サーボを使っている場合、保持力が強いので、ヘッドのプラスチック部品が折れてしまった事もあります。折れたのはスタビコントロー
 ルアームですが(PF時のトラブル)、機体は墜落しないで戻って来ました。でも、デジタルサーボのギヤにガタが出るなど、標準ではチョット
 キツイと言う感じでした。

 まあ、オプションパーツを付ければ解決しそうですが、それでは面白くないですね。結局、色々試してリンケージが突っ張る原因を追求した
 結果なんと!アミーゴv1のヘッド周りの部品を使えば解決可能である事を発見しました。アミーゴのヘッド周りは、丁度アミーゴをV2化した
 事で、余った部品が使えますので、好都合です。ヘッドの件は下記を御覧ください。

 更にリンケージを煮詰める事で、普通のサーボでも十分使える事も分かりました。高価なデジタルサーボもいらないようです。勿論デジタル
 にすればもっと良いですけど・・・・。


 このシャトルは結構な飛行回数ですが、3Dで墜落は無く、オートロで2回コケただけです(木製ローターで無茶なオートロしたものですから)

 オートロですが、この機体は結構浮きがいいですね。同じローターを使った場合アミーゴ30よりも良く浮きます。機体の軽さもあると思いま
 すが、着陸時のローターの回転数が全然違う感じがします。(ローターはGP-4)

 復活後は、飛行場所の騒音問題も有り、1回しか飛ばしていませんが、相変わらず良く飛びます。ローターはファンテック FT-550G-3D
 に変更しましたが、軽いローターのわりには、オートロも十分出来ましたので一安心です。次は何時飛ばせるでしょうかね?




 まずはヘッドです。御覧のようにアミーゴと
 シャトルのハイブリット?となっています。

 どういうわけか、アミーゴV1のローターグリップ
 及びスピンドルシャフトが無改造で取り付け出
 来ます。全く部品を削る必要なしです。

 このヘッドで初飛行の時はミキシングアームを
 シャトル純正で飛ばしましたが、ピッチストロー
 クが少なくなり+11〜−8.5しか取れませんでした。
 
 さすがに少なすぎるので、この部分もアミーゴ
 の部品を少し改造して組み込みました。改造
 した部分はアミーゴのミキシングアームの長い
 方を少しカットして、ボールリンクを取り付ける
 穴を開けなおしただけです。

 スタビコントロールアームもアミーゴの物が使
 えます。この場合は、スタビバーにDカットをし
 ないと、いけません。Dカットしないと、スタビコ
 ントロールアームが回ってズレルかも知れませ
 ん、アミーゴのスタビバーもDカットしてあります
 からね。








  


 赤い矢印の部分を少し切って取り付けるだけの簡単な加工ですが、これでピッチ角を
 +12〜−12°以上取れます。

 私は手持ちの部品を使いましたが、加工が面倒なら、 クイックさんで販売しているワイド
 ピッチシーソーアームを買えばいいと思います。ローターグリップも現在純正で販売し
 ているローターグリップを使えば(ボールリンクは一番外に取り付け)同じ構成になると
 思います。

 複合舵で、リンケージに無理が掛からなければ、普及型サーボでもある程度の3Dが
 楽しめると思いますね。










 この部分のオプションはロングメカデッキです。これはシャトルにとっては必要な物だと
 おもいます。シャトルはテールヘビーになりますからね。

 ジャイロはGY240です。抑え的には十分な感じです。サーボはS3001を使ってます。
 EPコンセプトで、このコンビは定番で使ってましたから、違和感無しです。

 ただし、私は高級なジャイロを使用した事が有りませんので、私には十分でも、他の方
 は不十分だと思いますけど・・・。

 一回目の飛行では受信機電源に4.8Vを使用してましたが、抑えに不満は有りません
 でした、現在は6Vバッテリーを搭載しています。現時点では6Vバッテリーで飛ばしてい
 ませんが、どう変わるか楽しみです。







 


 バッテリーは6V600㎃を使います。サーボが標準型と言う事と、6Vでも大丈夫という
 事ですから、4.8Vより有利になると思います。

 多分1フライトで充電した方が良いかも知れませんから、大き目のコネクターを取り付け
 急速充電に耐えるようにしています。














 ピッチサーボはS9001を使います。さすがにS3001ではキツイと思います。以前はS9001
 でもキツかったですが6Vで動かすから少しはいいでしょうかね。
 
 最近プロポをFF9に変更しましたので、エレベーター&エルロンからスロットルにミキシング
 が掛けられます。以前のFF8ではプログラムミキシングを使い、少しリンケージに工夫して
 同じ事をしていましたが、プロポ変更でスロットル・リンケージが楽になりました。

 


 








 

 

 マフラーはハットリ製40クラスの物を改造して使っています。このマフラーはエンジンの
 取り付け部分が短いので、要らなくなったチューンドサイレンサー用ヘッダー部分を改造
 してアダプター(スペーサー)を作り、取り付けています。

 まだ一度しか飛ばしていませんから、パワーが出るかは分かりませんが、次に飛ばして
 パワー不足なら、チューンドサイレンサーを取り付けるかもしれません。

 しかし、スローの安定はチューンドサイレンサーより凄く良く、始動後慌てずに飛行位置
 まで運べますけど。










 
 シャトルは、燃料タンクの位置がキャブレターより下に有る関係上、背面飛行時にどうし
 てもニードルが甘くなります。そこで、サブタンクを取り付けて、キャブレターの高さに近
 い所に取り付けています。あと、燃料タンク内の細いシリコンパイプには気を使っていま
 す。

 スキッドフットはフロント部分を少し前に移動して取り付けています。その為にFRPでアン
 ダーフレームを作りました。これは少しでも頭を重くするためです。この部分はキャビンを
 取り付ける時にに干渉しますから、キャビンの下部分を少し切っています。キャビンの取り
 付け剛性は問題ないと思います。(スタイルも考えてますけど・・)

 写真では分かり辛いのですが、メイン燃料タンクの後ろに四角いプラスチック部品が
 有りますが、これはフレームとキャビンをネジ止めする為の柱です。








 
 写真のピントがボケてますが、テールブレードホルダーとテールピッチレバーはオプション
 の物を使用しています。ずいぶんと長い間ノーマルの物を使用していましたが、GY401に
 換えた時に、これも交換しました。その他はノーマルです。
 
 テール駆動軸とテールハウジングの取り付け位置は、内側の穴を使い取り付けています
 。標準では外側で、テールブレードホルダーのひっくり返りを防ぐ為に、シリコンパイプが
 入っていますが、この様にするとシリコンパイプが必要なくなります。

 ブレードホルダーがひっくり返る位置が舵の最大だとすると、これで十分な右舵が取れる
 と思いますが如何でしょうか?副産物として、左舵も大きく取れます。右ピルエットの止ま
 りが良くなるかも?










 テールのリンケージは何度も組み替えて、とにかく軽く動くようにしています。そのお陰で
 テールのサーボが壊れた事は有りません。この部分は一番点検するところですね。私と
 しては・・・。

 水平尾翼は、御覧のように穴を開けてます。これは、軽量化と風通しを良くする為で、
 ピルエット系の技も有利になります。














 更新08/02/16
 
 スキッドフットを前に出す為に、FRPでアンダーフレームを作り前に移動しました。この加
 工で多少前が重くなり、重心が良くなるみたいですが、本当はカッコ重視です・・・・。

 使ったFRPは、RCカーの要らなくなったシャシーです。廃物利用ですね・・・。

 この加工をすると、ボディー(キャビン)が付きませんので、キャビンの当る部分を”コの字
 ”にカットしました。取り付け剛性等は変わらないようです。












 シャトルで、高速ピルエットをすると、キャビンが外れて吹き飛びます・・・。特に、昔、ヤン
 グ氏が行った、超高速ピルエットをすると、かなりの確率で抜けます・・・。

 私も一度10メートル位の高さで高速ピルエットをしたらキャビンが抜けて落ちました。
 機体は落ちませんでしたが、誰かに当ったら大変!と言うことで、少し工夫をしています。

 写真のような柱を立てて、キャビンをビス止めしています。使った物はタミヤのラジコンカ
 ーに付いていた、サーボマウントです。ラジコンカーの方はアルミのオプションに付け替え
 ましたので、丁度余っていた部品ですが、寸法もピッタリで、シャトル用?見たいですよ。

 取り付けるのは、片方だけで十分です。ビスは2.5ミリを使っています。加工は簡単です
 からやってみてください。これで安心してピルエットが出来ますよ。

 



 期間限定で、甦ったシャトルですが、中々飛ばせません。復活して一度しか飛ばしていないという状況です。私の使っている飛行場所が
 エンジン物を楽しめるような環境ではなく、住民様と上手く行っている現在の状況を、エンジンの騒音で台無しには出来ません・・・・。

 その為、ヘッド関係のいいアイデアも試せない状態です。一応07年に一度飛ばしましたが、その後、全く飛ばしていません。機体は大幅に
 改善しているので、どういう飛び方をするか楽しみなのですけど・・・。

 と言うわけで、現在の仕様を書いても、それが良いのか悪いのかレポートも出来ません(汗。 しかし、一度だけ飛ばした感じでは、いいフィ
 リングでした。その時はPFもしましたけど、パワーロスが以前より少なく感じました。複合舵を入れたときのリンケージの干渉が少なくなって
 いる感じは十分しました。(以前はPF時にギクシャクしていました。)

 シャトルは、スカディーが出たのでもう終了かと思いましたが、いまだにクイックさんからオプションパーツが沢山出ています。マストを10φ
 にする部品も出てますから、それらを付けて、37エンジンで飛ばすと面白い機体になりそうですね。基本的にしっかりしてる機体ですから
 ハイパワーなエンジンでも駆動系が壊れる事は無いでしょうね。
 
 さて、今度飛ばすのは何時になるのか?その前にオークション行きか?オークションに出す場合はノーマルに戻すべきか?はたまた、飛
 行のチャンスが来て無理して落すのかぁ?  どうなる事やら・・・・・・・・・・・・・っ。
 


 
 更新・08/02/11
 
 このシャトルは、なるべく費用を掛けずに、3D飛行の練習が出来ないだろうか?と言う事をテーマにメカ類をセレクトして組み上げた機体
 です。最近の30クラスは50と兼用設計になっていますから、大変重く、エンジンを40クラスにしなければ、パワー不足になるようですが、
 シャトルは、現役機体の中では軽い機体ですから、燃費の良い32エンジンでも十分です。しかも部品も安く、財布にも優しいですね。

 最近は、機体やエンジン、メカ類が高価になってきていますから、たまには安い物で気軽に楽しんで見たらどうでしょうかね。
 



 
 昨年の7月に期間限定復活したシャトルですが、本日やっと2回目の飛行を致しました。当方が使用している場所の事もありますので、年
 数回のチャンスを逃さない為に飛ばしちゃいました・・・・・。やっぱりエンジンヘリは音が大きいですからね、長年の顔見知りの地元の方も
 たまに飛ばすぐらい良いんじゃないの?と言ってくれる方もいますが、全ての方がそうではないですからね、特に新しい住人の方は注意が
 必要です・・・・。

 さて、今回の作戦は?エンジン始動から、飛行終了まで10分以内として、その間に機体の調整と、ビデオ撮影をしてしまおうと言う構想を
 立てて行いました。(/ー\*)何と言う けなげ な・・・・・。

 まずエンジンの始動です。このエンジンは10年物でして、部品交換はしてはいますが、そろそろ引退させた方が良いのでは?と言う感じ
 です。しかし、始動性もよく、アイドリングも安定していて、いつでも絶好調な当りエンジンです。アイドリングが良いのはマフラーのお陰かも
 知れません。それ以前に使っていたチューンドマフラーはどうしてもアイドリングを犠牲にしないと(スローの燃調を濃く)パイプインから抜け
 られなくなります。それに比べて、ノーマルタイプのマフラーはその心配無しです。でも、パワーは20%位低いみたいですけど・・・。
 
 当日はグラウンドに野球の方がいたので、エンジンを掛ける場所から、かなり奥の、使われていない雑草地まで持って行き、そこで1分位
 暖機飛行とスロットルカーブやピッチカーブを調整した後、ビデオ撮影の為に約6分間3D飛行を行いました。

 以前の仕様は、過去のシャトルのページを参考にしていただけると分かりますが、最終型のデジタルサーボと標準のヘッドよりも、今回の
 異種混合ヘッドとS3001は勝る所が多いです。比較的、低パワーで試せる、ピルエットフリップなどは、改造ヘッドの方が完全に優れてい
 ます。勿論、デジタルサーボと組み合わせれば更にいいかもしれませんが、お安く3Dの練習が出来るとすると、この組み合わせは良いと
 思いますね。(改造は自己責任でお願いします・・・。)

 テールの押さえから見れば、以前のGY401とデジタルサーボには敵いませんが、GY240とS3001の組み合わせでも、結構遊べます。特に
 ピルエットフリップはGY401よりも回しやすいと思います。でも、バック系の演技は常に当て舵が必要です。まあ、この部分は、良い物の
 方がいいですかね。

 今回飛ばした空域が狭いことから、ループ系の演技が出来ず、ピッチサーボが適切かは、判断できませんでしたが、以前、S9001を
 ピッチに使った時は、保持力の面で不満がありました。例えば、高速水平飛行をしていると、勝手にアップが入り、宙返りする事もあり、
 エレベーターサーボを疑いましたが、ピッチサーボをデジタルサーボに換えただけで、解決したことが有ります。今回は電源をニッカド6V
 にしましたので、大丈夫だと思いますけど・・・。ローターも違いますしね。以前はGP-4です。

 次にエンジンパワーです。私はノーマル型マフラー(非チューンド)を30クラスの機体に使った事が無く、知り合いの機体を飛ばしてもパワ
 ーが無いので30クラスはチューンドタイプしか考えられないと言う思いでしたが、今回試した感じでは、取り扱いが楽で(アイドリング関係)
 気軽に飛ばすのには神経を使わなくて良いかも?と思いました。ピークパワーは物足りませんが、今は37エンジンも有りますからね。ノー
 マルタイプのマフラーで十分ですね。

 飛行の方は、迷走飛行みたいですけど、定点でPフリをしていても絵にならないので、使える空域の範囲で、いろいろな方向に移動して見
 ました。メトロノームも試しましたが、チョットパワー不足です。当日使った燃料が、既に劣化していて、多分、ニトロ10%位のチカラしか無い
 感じでした。でも一応、高度低下も無く出来るようです。サイドはチョットキツイみたいですね。
 
 ピッチは+12〜−12度位ですが、エンジンは無理なく回るみたいです。飛行は6分程で短かったので、ピルエットループの正面、背面など
 試すのを忘れてしまいましたが、ピルエットスネークは一応出来ますね。多分ピルエットループも問題なく出来るでしょう。

 全体的に見て、この安いメカの仕様でも十分3Dが楽しめそうです。1機数十万円も掛けた機体をグリグリ出来る人は問題有りませんが、
 ある程度予算を引き締めたい方は、このシャトルはとても良い3D練習機ですね。今回はサーボを6Vで動かしましたが、飛行中に問題は
 起きませんでした。ビデオを見て、これがS3001を使って飛ばしていると思う人は何人いるでしょうかね・・。


 私が初めてこの機体で使ったサーボはS9001ですが、簡単に言えば、S9001はS3001のコアレスモーター仕様です。ですから、ギヤ関係も
 共通ですし、私はS9001で、もっと過酷な?飛行をしていましたが、ギヤが欠けたとか言う事は無く、耐久性にも全く疑問が有りませんか
 ら、不安なくS3001を使う事が出来ましたが、今は、デジタルサーボしか使用したことの無い方も多いと思いますから、予算が有れば良い
 サーボの方がいいに決まってますけど、一応この組み合わせでも、これぐらい飛びますという事で、参考にしてください。 

 そうそう、アミーゴ30V1と比べてどうか?ですが、同じエンジンを使っての印象は?シャトルのほうが軽いです・・・。ヘッド周りを改良すると
 シャトルの方が良いかも?  オートロはシャトルの勝ちです(^ω^;)

 続く・・・かも・・・・。