機体

EPコンセプトSR 1号機  

 改造内容

 テールピッチリングのガタ取り

 効果

 バック飛行時、などの確実なラダー制御。 

 改造に伴うリスク

 加工時に回転工具などを使う、危険度。 自己責任でお願いします。




☆テールピッチリング周りの改良です。現在CSリング(CS形止め輪)をピッチリングの軸に
エポキシ接着剤で接着している為、分解出来ませんので、CGで説明します。(^^ゞ


☆構成図です。真ん中の部品はヒロボーシャトルに標準装備のピッチスライダーです。
シャトルで入門された方は、部品箱のすみにあるかもしれません。現在のシャトルプラスはオプションの物が
標準装備されていますので、一世代前のシャトルの物です。ベアリングはそのままシャトルの物が使えます。
尚、もっと簡単な方法が、EPコンセプト2号機で採用していますのでそちらもご覧ください。


☆オリジナルの物を分解して、写真の部品を用意します。ご覧のようにベアリングを仕切る凸部分があります。
(写真、赤部分)見やすいように赤くしてありますが、本体一体成型です。この部分を何らかの方法で、加工後の様に
薄く削らなくてはなりません。私は電気ドリルに取り付け、回しながら、彫刻等で削りました。
※加工時は目を保護する安全眼鏡、などを使用して、怪我の無いようにご注意ください。あくまでも自己責任でお願いいたします。

※この加工は、最後に取り付ける(CS形止め輪)がハマる糊しろ部分を稼ぐ為です。




☆次に、ピッチリング軸を加工します。写真@がノーマル状態です。矢印の部分はベアリング回転軸が当たる所です。
やはりこの部分もドリル等の回転工具に取り付けて、写真Aのように削ります。段の部分は僅かに残すように削ります。
ベアリングの回転軸部分が少し当たるぐらいがベストです。私はカッターナイフの刃先で削りました。面白いように削れます。
※加工時は目を保護する安全眼鏡、などを使用して、怪我の無いようにご注意ください。あくまでも自己責任でお願いいたします。




☆次にテールピッチプレートを短く切りますが、目安は組みたあげた時に写真のようにピッチリング軸
が2mm出ることが必要です。 これは、ノーマルの製品が約2mm.で取り付けてあるためです。




☆前の写真のように、2mm.軸を出すためには何ミリ切るか、計算しなくてはなりません。突出量が多いと良いのですが
少ないと、飛行中はずれるかもしれません。テールピッチプレートもドリルなどで回転させて、カットします。カッターナイフでいきなり (回転させないで)
切ると、精度が出ません。写真Aのように僅かに残すのがベストです。ベアリング回転軸にカット面が当たらないと回転が渋くなります。
※加工時は目を保護する安全眼鏡、などを使用して、怪我の無いようにご注意ください。あくまでも自己責任でお願いいたします。




☆CSリングを取り付けて完成です。現在、矢印の部分をエポキシで接着しています。しかし、これを製作したのは5〜6年前ですが
接着しなくても外れることは有りませんでした。
 
これだけでは、EH-64テールアウトプットシャフトに入れた時に、動きが渋い場合があります。CSリングを入れ直した時に、プラスチックの
ピッチリング軸が変形して渋くなります。




☆そこで、テールピッチリングをドライヤーなどで暖めて、テーパー状の棒(丸い割り箸など)を差込、冷えるまで待ちます。
この工夫で、樹脂部分が膨らみ、EH-64テールアウトプットシャフトへ組み込んだ時に動きが格段に軽くなります。
この工夫はFH-47ノーマル部品でも有効です。

※ドライヤーで火傷をしないようにご注意ください。くれぐれも、ライターの火などであぶらないでください。溶けます。



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