Flapping
head(改)
後は写真の順番で、組み立てれば完成です。ロッドはスムーズに動いた方が良いです。 ☆更に良くしましょう♪ p(^-^)q
若い時には考えなかったアイデアが、歳を取ると出るものです。 要するにローターが
私は、現在このような”ジグ”を使い組み立てています。お陰で、飛行中の振動は有りません
このヘッドは、1900〜2000回転付近で、振動が出ますので
フラッピングヘッド(改)です。この改造は、昔、ラジコン技術に載っていましたが、それより
簡単な方法で改造してみました。 簡単工作がこのサイトのお約束♪(^-^)
フラッピングヘッドは、今でも十分手に入るもので、オークションなどで多く取引されてます。
わざわざ、最新のシーソーヘッドに交換するよりも、このヘッドを使いこなした方が良いかと
思います。
この改良で、良くなることは、トラッキングの安定。次に、上空スタント性能の向上です。
アップを引いた時に舵の効きがリニアになります。
改造前に2つの写真があります、これは同じ機体ですが、大きな違いはローターグリップ
部分です。違うのは、回転方向に対して、アームが前にあるか、後ろにあるかです。
いわゆる、”前引き””後引き”です。このヘッドの標準は下の後引きで、多分多くの方は
トラッキングがココロコロ変わる、前回合わせたのに、またトラッキングがズレてると悩まれ
たと思います。私も標準タイプのリンケージを試しましたが、克服できませんでした。
友人も、早々にシーソーヘッドに変えてしまいました。多分メーカーの方は使いこなせると
思いますが、とてもイージーとは言えません。特に新型ローターグリップと相性が悪そうです。
私は昔からこのヘッドを使っていました。しかし、問題ありません。何故かと言うと、その頃
発売されていた、コンセプト10(15クラスのGPヘリ)の部品を使っていたからです。
そのヘッドはこのフラッピングヘッドを少し強化したのもで、EPコンセプトと互換性があり
ました。ただ大きく違ったのは”前引き”だという事です。
そこで、この機体も、前引きに改良しました。改造は簡単で、ミキシングレバーを上下逆
にくみ、ローターグリップを180度回し、ピッチサーボをリバースにして、リンケージを
合わすだけです。これだけで、トラッキングズレはほぼ解消されます。EPコンセプト3号機
はこの状態で飛ばしていますが、とてもいい感じです。
ハッキリ言って、新型のシーソーヘッドよりも安定しています。操縦していても楽しいです。
ぜひお持ちなら、試してみてください。
※上記のローターヘッドはコンセプト10に採用された強化型です。以後これがEPコンセプト
SRの標準部品になったようです。下のものは初代バージョンで、グリップは新型の組み合わ
せです。(昔のグリップはこちら)
改造は簡単です。用意するのは、
☆2.6x18mmキャップビスX2(SRローターグリップのローター取り付けボルト)
☆2.6mm.ナイロンナットX4(京商の説明書による寸法)
☆スタビライザーシーソー(旧ヘッドの部品)
☆左右をリンクするロッド(何でも良い)
これだけです。(^^ゞ
あと、2.6mm.のドリル刃があれば出来ます。
この部分を切り取り使います。まず最初に2.6mm.の穴を開けておいたほうが良いかも
知れません。次に根元からニッパなどで切り、電気ドリルに取り付けて、回しながらカッター
やマイクロノコ等で切ります。長さは、6.5ミリ位です。
※加工時は目を保護する安全眼鏡、などを使用して、怪我の無いようにご注意
ください。あくまでも自己責任でお願いいたします。
☆最後に調整ですが、ロッドを少しネジって、左右のヒンジを引っ張ります。コーニング角
を付ける目的ではなく、引っ張り方向にテンションを与えるのが目的です。
水平ですと、加工精度の関係で、曖昧な作動をします。そこで、左右を引っ張って、遊びを
なくします。これにより安定した、トラッキングを得られますし飛行時のトラッキングズレも
防止できます。
勿論、コーニング角を付けても構いません。色々やってみてください。この状態での背面
ホバーリングも安定しています。
このヘッド最大の弱点は、EH-6AフラッピングヒンジとEH-7フェザーリングシャフトのビス止
め部分です。これはいくら硬く締めても、必ず緩み、しかもこの部分がドラッギングします。
これはトラッギングズレや振動になりますから、困り者です。しかも、新型ローターグリップ
部分にもガタが有りますから、ドラッギング軸がローター取り付け部と合わせて、三つ存在
することになり、とても複雑になってしまいます。
特に、ローター停止寸前に機体が暴れまわる事があり困ります。(マストが曲がる事も有る)
そこで、この部分を半田付けしてしまいましょう。両面でも良いですし、片面でもいいです。
と・・簡単に言いますが、実は難しいのです。90度と言う角度を完全に出さないと。
振動が出てしまいます。フラッピングヒンジを水平に考え、フェザーリングシャフトは90度
でなければなりません。私も昔挑戦しましたが、精度が出せず、かえって振動が出てしまい
断念しました事が有ります。
回っている状態を作り出せばいいのです。ご覧のようにヘッドを写真の様に組み立て
パンツのゴムで引っ張り、その状態でフラッピングヒンジとフェザーリングシャフトの位置を
マジックでマーキングしたり、その状態を維持したまま、取り付けビスを仮締めします。
慣れないうちは、動いてしまい、正確にビスが締めれないかもしれませんが、頑張って
良い精度を出してください。この部分が出来たら、ステンレス用のフラックスを塗り、半田
付けをします。半田の量は予め、左右同分量を切って置き、それを使い切る事で、重量
バランス面でも問題ないようです。
※フラックスは、金属を酸化させます。半田付けが終わったら、すぐに中性洗剤で洗い
CRCやWD-40などを、塗布しておき、ビスは新しいのに取り替えましょう。
振動が無いヘリは、安心感と信頼感があり、飛ばしていて気持がいいですね♪
この状態で、振動がでれば機体に異常有りとすぐに判断でき、墜落のリスクが減ります。
皆さんも、愛用の機体に振動がありましたら、原因を追究して下さいね(^^ゞ
更に良くしたい方は・・・。
ここをご覧下さい。マスト部分の工夫がこのヘッドでも使えます。
色々試したところ、新型ローターグリップのアームの長さを
変えて、デルタスリー効果を変更しています。
この改造で、高回転の振動が全く出なくなりました。
でも、このヘッドは、2000回転まわすのは危険だと思います。
モーターやギア比、スロットルカーブで回転を抑えた方が
良いですね。
プラスチックもそうとう古いですから・・・・。
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